THE FIRST SLAM DUNK🏀
長い年月を経て、いよいよ公開される『THE FIRST SLAM DUNK』、公開が発表された時には、当時を思い出し、頭の中に映像とミュージックが流れ、動画や単行本を読み返した方も多いと思います。私もその一人です。懐かしい、またあのメンバーが今の時代に、、、。期待に胸を踊らせどんなストーリーなのか、想像しただけでワクワクが止まらない。しかし、そんな昔からのファンの期待を公開直前で炎上させる出来事が起こった。
🏀🏀🏀今の世代で知らない方の為に🏀🏀🏀
『SLAM DUNK』(スラムダンク)は、主人公の不良少年桜木花道の挑戦と成長を軸にしたバスケットボールを題材にした井上雄彦氏原作の作品。『週刊少年ジャンプ』にて、1990年(42号)から1996年(27号)にかけて全276話にわたり連載され、アニメやゲームも制作された。単行本第21 – 23巻の初版発行部数250万部は、当時としての最高記録である。2017年8月時点でシリーズ累計発行部数は1億7000万部を突破している。
物語がインターハイのトーナメント戦の途中にあり、後の対戦相手かのように登場した名朋工業高校、愛和学院高校、大栄学園高校らとの試合は描かれないままの終了。これは、井上雄彦氏が「インターハイの組み合わせを作った時点で山王戦が最後と決めていた」「トーナメント表を出したからには決勝まで行くっていう決まった道はもう進みたくない」「前の試合よりもつまんない試合は絶対描きたくない」「山王戦より面白い試合は描けないと思っていた」「テンション高いところで終わらないと、作品にとって不幸になっていく」と語っている。
また、2004年12月には統合により現在は使われていない当時の神奈川県立三崎高等学校校舎において「1億冊ありがとうファイナル」を開催。各教室の黒板に漫画「スラムダンク-あれから十日後」を描いた。作者の公式サイトのみでしか告知されなかったにもかかわらず、3日間で5000人を超えるファンが訪れた話も当時話題になった。
THE FIRST SLAM DUNK🏀が公開直前で炎上した訳とは、、、
炎上①:声優陣総入替え
旧作アニメでメイン声優を務めていたメンバー陣が総入替え。これは、映画公開1ヵ月前の2022.11.4にYouTubeにて情報解禁特番で発表。
- 桜木花道 役 – 草尾毅 ⇒ 木村昴
- 赤木剛憲 役 – 梁田清之 ⇒ 三宅健太
- 流川楓 役 - 緑川光 ⇒ 神尾晋一郎
- 宮城リョータ 役 – 塩屋翼 ⇒ 仲村宗悟
- 三井寿 役 - 置鮎龍太郎 ⇒ 笠間淳
このように当時のメインアニメキャラクター声優陣が総入替え、これにはファンから批判や悲しみの声が殺到。また当時のあいつらに会える(アニメの声)、と思っていたのにまさかの総入替え。初めて観る方なら何が?って思うところだが、当時からのファンにしてみたら衝撃でしかない。また、今回この映画に先駆け、YouTubeで当時のアニメ全話放送になっている。当然、古くからのファンは、懐かしんで観る訳だが、初めて映画公開の前に観る方も沢山いるはずだ。この声に人物像を重ね合わせて映画を観に行く、ところがメインキャラクターが全員違う声になっているってなると、内容が入って来ない可能性もある。
炎上②:映画チケット販売後の発表
声優陣にも風当たりが強くなっている。何故か、それは映画のチケット販売後に新キャストの発表が行われたからだ。当然古くからのファンは、①で述べたように当時の声優陣の声の彼らに会いたい。しかも今回のチケットは、メインキャラクター達のデザインもあり、コンプリートするために購入した人も多いはず。確かに声だけでなくイラストが好きって言う方も多いはずです。しかし、このような後出しじゃんけんのようなことになってしまい、当時からのファンも衝撃を隠せない。時の流れで声優陣を変えることはあっても仕方がないことだと思うが、チケット販売をする前にしっかり旧作ファンや映画ファンに伝えておくべきでは無かったのだろうか。もし、チケット販売前に新キャストの告知をしていたら、声優陣もここまで火の粉が飛ぶことは無かったと考察できる。
炎上③:新キャストのトークが長すぎた
今回のメインキャラクターである新キャストの方たちのトークが流されたが、旧作ファンは特に声優陣総入替えでショックを隠せない状態で、トークどころでは無かった人も多く居ると思う。早く映画の予告と主題歌は誰が、を聞きたい、今度こそは期待にと思っている中で何と50分もトークが続き意気消沈。決してトーク内容が悪かった訳では無いが、旧作ファンはそれすら頭に入って来ないくらいここに来ての声優陣総入替えは、それほどの影響を与えてしまった。もっと事前に分かっていればこんなことにはならなったように思う。
炎上④:主題歌選定にショック?
旧作ファンにとっては、旧作アニメでの主題歌が相当強く印象に残っている、その当時、ほとんどの起用された曲は、ミリオンセラーに入っている。今回もと期待したが、The Birthday(ザ・バースディ)、10-FEET(テンフィート)と当時の路線と違った。炎上した理由は、The Birthdayのチバさんが、主題歌の依頼があるまで『SLAM DUNK』を知らなかったと言った発言に旧作ファンは炎上したのだ。チバさんは、オファーが来てビックリした、真逆の世界に居ると思っていたから、オファー後に全巻読ませてもらった、楽曲で拘ったのは疾走感かな、と言われている。10-FEETは原作のファンと言うこともあり現在、配信されている『第ゼロ感』は期待通りの曲ではないだろうか。是非、The Birthdayの曲も映画にマッチした曲になって欲しい。
<旧作主題歌🏀>
- 「君が好きだと叫びたい」(1 – 61話) 歌 – BAAD
- 「ぜったいに 誰も」 (62 – 101話) 歌 – ZYYG
- 「あなただけ見つめてる」(1 – 24話) 歌 – 大黒摩季
- 「世界が終るまでは…」 (25 – 49話) 歌 – WANDS
- 「煌めく瞬間に捕われて」(50 – 81話) 歌 – MANISH
- 「マイ フレンド」 (82 – 101話) 歌 – ZARD
- 「世界が終るまでは…」 ———- 歌 – 織田哲郎&上杉昇 ver.
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最後に、、、
今回、「THE FIRST SLAM DUNK」映画公開に先駆け、プロモーション戦略なのか分からないが炎上していることは事実。長年の「スラムダンク」ファンの一人としてこれを今回書いている際も、色々な気持ちが交錯し、当時の映像や主題歌を聞いていると、感情が込み上げ気付いたら涙が止まらなかった。色んな経緯があると思うが、このモヤモヤした気持ちを良い意味で大きく期待を裏切って欲しい。Twitterを見ていても賛否色々発信されている。私のこの発信もそれぞれ賛否があるかも知れない、でも、「スラムダンク」が大好きなんです。あの日、あの時、心熱く踊れせ観ていたファンの一人として映画「THE FIRST SLAM DUNK」が、旧作同様に素晴らしいものであり、私たちを魅了し初めてスラムダンクを観る多くの人達がファンになってくれることを願います。
追悼
14日に亡くなられました、梁田清之さま、ご訃報に接し、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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