ムダを排除することで会社の利益も、働く従業員も潤う、そんな会社を目指しませんか?

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7つのムダ

どうもゴンです。今回は、ムダと言うキーワードを前提に話を進めて行きます。コロナの影響で各企業も相当苦しい状況下に置かれていると思います。

当然、会社が厳しい状況であれば働く従業員も同じように厳しい状況下に置かれていると言うことです。物価は上昇しても給料は上がらない。

賃金を上げて上げたくても収益が上がらないのであればそれも出来ないと諦めていませんか?本当にやり尽くしたんでしょうか?今一度、企業のトップの方、働く従業員で

立て直しを図ってはいかがでしょうか?従業員も賃金を上げてくれ、ばかりではいけません。どうしたら会社に利益をもたらせられるのか!

企業のトップの方も会社に利益をもたらせるのは、人です。分かっているようで分かっていないトップの方も居るのも現実。

会社の名義で良い車に乗ったり、会社の経費でゴルフや会食していませんか?働く従業員への感謝とそれに見合った報酬(賃金アップ)はされていますか?

トップの方も従業員も全員が、潤わなければなりません。そこでどうすれば良いのか?を解説していきます。

目次
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ムダの排除は何故必要なのか!

製造職場でも事務職場であっても必ずムダはあります。それをみんなで見つけることです。これを実行する際に他者が上げたムダを否定しないことが大事です。

ムダを無くせば、効率が上がります。そうすることで利益も必ず上がります。それらを紙面に書き誰もが見えるようにして対策を皆で考えるのです。

実行してダメだったら元に戻せば良いのです。実行しないことが一番ダメですね。

トヨタの7つのムダとは?

トヨタ生産方式において、無駄を排除することは非常に重要であり、そのために「七つのムダ」が定義されています。以下に、トヨタの七つのムダを説明します。

  1. 在庫のムダ(Inventory waste)
    必要以上に在庫を持ち、仕掛品や製品が停滞することによるロスやコスト増加。
  2. 待ち時間のムダ(Waiting waste)
    人、物、情報などの待ち時間により、製品の生産時間や納期が遅れることによるロスやコスト増加。
  3. 運搬のムダ(Transportation waste)
    製品や部品などを不必要に運搬し、時間や労力の浪費や物品の損傷などによるロスやコスト増加。
  4. 加工のムダ(Processing waste)
    不必要な工程や手順、作業、設備の使用による時間やコストの浪費。
  5. 動作のムダ(Motion waste)
    作業者が移動したり、工具や資材が遠くにあったりすることによるロスやコスト増加。
  6. 不良品のムダ(Defect waste)
    製品やサービスに不具合が発生し、品質や信頼性が低下することによるロスやコスト増加。
  7. 造り過ぎのムダ(Overproduction waste)
    需要を超えて製品を生産し、在庫が発生したり、製品の品質が低下したりすることによるロスやコスト増加。

トヨタはこれらのムダを排除することで、効率性を高め、コスト削減や品質向上を実現しています。

上記のムダは製造現場に限らずどんな職種でも活用できるのが利点です。

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トヨタの7つのムダを活用し他製造企業や他職種に活用

トヨタの七つのムダは、製造業に限らず、あらゆる業種で活用することができます。これらのムダを排除することで、業務の効率性を向上させ、コスト削減や品質向上を実現することができます。

例えば、サービス業では、顧客に提供するサービスの流れを見直し、顧客が待ち時間を過ごすことなくスムーズにサービスを受けられるようにすることができます。

また、事務作業においては、不必要な手順や手間を省くことで、生産性を高めることができます。さらに、トヨタのムダの考え方は、製造業に限らず、ビジネスプロセスや個人のライフスタイルにも

適用することができます。例えば、個人の生活において、家事や買い物などのタスクを効率的にこなすために、ムダを排除する方法を模索することができます。

したがって、トヨタのムダの考え方は、あらゆる業種や職種に適用可能であり、生産性や効率性の向上に役立つと考えられます。

トヨタ以外で7つのムダを実践し効果が出た事例

トヨタの七つのムダは、製造業に限らず、あらゆる業種で活用することができます。以下は、トヨタ以外でも七つのムダを実践し、効果が出た事例の一例です。

  1. サービス業
    ある大手航空会社は、搭乗手続きや荷物の取り扱いにおいて、待ち時間のムダを排除するために、機内持ち込み荷物の量を制限するなどの施策を実施しました。その結果、搭乗手続きや荷物の取り扱いがスムーズになり、顧客満足度が向上したとされています。
  2. 医療業
    ある病院は、患者の診察や治療において、待ち時間のムダを排除するために、予約システムの導入や診察の流れの見直しを行いました。その結果、患者の待ち時間が短縮され、医療スタッフの負担が減り、診察の効率性が向上したとされています。
  3. 小売業
    あるスーパーマーケットは、顧客が商品を探す際の時間を短縮するために、商品の陳列の見直しや品揃えの改善を実施しました。その結果、顧客の買い物体験が向上し、顧客の満足度が高まったとされています。
  4. 教育業
    ある学校は、教員の授業準備にかかる時間のムダを排除するために、授業資料の共有化や教材の再利用などの施策を実施しました。その結果、教員が授業準備に費やす時間が短縮され、授業の質が向上したとされています。
  5. IT業
    あるソフトウェア開発会社は、プログラムの開発において、不必要な作業や手順を省くことで、開発期間を短縮することに成功しました。その結果、開発期間の短縮によるコスト削減とともに、品質の向上も実現し、顧客からの評価が高まったとされています。
  6. 飲食業
    あるレストランは、調理の手順や作業の流
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トヨタのムダの考え方は、世界中の企業や組織で採用され、効果を発揮しています。以下に、トヨタ以外での七つのムダを実践した事例をいくつか紹介します。

  1. マイクロソフト社
    ソフトウェアの開発プロセスにおいて、ムダを排除するために、開発の前段階での要件定義や設計の見直しを行い、開発過程でのムダを最小限に抑える取り組みを行いました。
  2. メリルリンチ社
    バンキング業務において、手続きの見直しや自動化、不必要な書類の削減などを行い、業務の効率性を高めました。
  3. ザラ社
    ファッション小売業において、流行の変化に合わせて迅速に製品を生産・供給するために、在庫を抱えることなく製品を生産する「ファストファッション」の手法を採用し、在庫のムダを排除しました。
  4. ローンマート社
    小口融資業において、審査や手続きの時間を短縮することで、顧客の利便性を向上させ、待ち時間のムダを排除しました。
  5. カナダ国防省
    業務の見直しや自動化、書類のデジタル化などを行い、業務の効率性を高め、コスト削減を実現しました。
  6. ダイソン社
    製品の開発・設計において、不要な部品や機能を排除し、製品の軽量化や省エネ化を実現しました。
  7. イケア社
    家具の製造・販売において、物流や生産プロセスの見直しや自動化を行い、在庫のムダを排除し、顧客に低価格で高品質な製品を提供することに成功しました。

これらの事例からもわかるように、トヨタのムダの考え方は、あらゆる業種や職種に適用可能であり、生産性や効率性の向上に役立つと言えます。

工場や事務所、そして家などを綺麗にし維持することが大事

ムダを見つけるにしても、整理整頓が出来ていなければなりません。大半は、ムダを見つけて活動するにもそもそも汚く整理整頓されていないのが現状だと思います。

工場や事務所、家などが綺麗にされているところは、ムダも少なくされていることが多いです。

整理整頓などの記事もありますので参考にして下さい。👉

ムダの洗い出しが出来たら対策案を皆で考えましょう!

ムダの洗い出しが出来たら、そのムダにどれだけの時間やお金が掛かっているか算出しましょう!

これは、後に対策した内容と比較するために必要になります。

例えば:残業での作業でムダがあったとします。
    このムダな行動に2時間掛かっている。
    作業員の時間アワレート3,000円/h✖2h=6,000円
改善後-2時間掛かっていたのが0時間になった。
    費用対効果:6,000円/回になります。
             6,000円/回✖20日✖12ヵ月=1,440,000円/年の効果
時間に表しても良いです。 2時間/回✖20日✖12ヵ月=480h/年の効果になります。

たかが2時間、されど2時間です。

さて少し話はそれますが、2時間/回なくなりましたよね。喜ぶのは❓❓❓

会社❓、作業員❓さあどっち!

会社は間違いなくロスが無くなってムダな賃金や光熱費を支払わなくて良くなるので喜びます。

では、作業員はどうですか❓一見、ムダなことが少なくなるけれど、同様に月の収入が減るんですよ!

2時間/回✖20日=40時間 作業が無くなるので早く帰れる=賃金も減ると言うことです。

皆さんが貰っている残業手当の時間給を掛ければ一目瞭然ですよね!

それでも良いと言う方も居ると思いますが、大半は困りますよね。生活水準下げなくてはならない。

では、皆さんは賃金減るのにムダの対策を一緒になって手伝いますか❓

私なら手伝いません。だって今の賃金が下がるんですよ。

上記のように従業員のモチベーションが下がるんですよ
やれやればかりでは、従業員は動きません。
トップの方々がやらないといけないことは、2時間分の新しい仕事を取ってくることなんです。
従業員は生活水準が下がるのに必死になってムダの排除をするはずもありません。
2時間低減出来たら2時間分の有益な新しい仕事を与えることが大事です。
これが出来ないなら効果が出た分を作業員へ還元する等の方向性を示してあげることが大事です。

本題に戻ります。

皆で優先順位を付けましょう!

  • 直ぐにできるもの
  • 直ぐには出来ないがお金を掛けなくても出来るもの
  • お金を掛ければ直ぐに出来るもの
  • お金も時間も掛かるもの

皆で出したムダに対して優劣を付けましょう!いつまでに誰が、どのようにするのか!主の担当は決めますが、基本は全員で進めることが大事になります。

取組みの最初は、進め方や対策のやり方を皆で共有しながら進めて行き、慣れてきたら主担当者主導の基に進めて行くと良いでしょう!

そして、対策をしたら必ず維持することを忘れないようにして下さい。この確認は、会社のトップの方がすると良いと思います。

出来ていなければ、叱るのではなく何故元に戻ってしまったのかを聞き、新たな問題であればその問題に対して対策をするの繰り返しをしましょう。

そして対策した内容を常に見える化して全員で共有することが大切です。

※ 人材 ⇒ 人財(人は宝であることを認識するべきです)

  人が育たないのは、教え方が悪い、或いは伝わっていない、と言うことです!

その他

三重県にある企業さんでされている事例

  • 改善すると良くなる提案を会社に提出 ⇐ この提案に200円/件(内容に関わらず)
  • 上司からのノルマ指示 ⇐ 上司は部下にノルマの指示はしてはいけない
  • 残業は基本禁止 ⇐ 残業そのものが悪と言う考え
  • みんなで考えよう ⇐ 社風が考えろでは無く、考えようです。(要は全員参加型)

この会社は、日本国内で約70%のシェアを誇る会社です。

九州にある会社さんで取組んでいる事例

  • 魚をさばく生産工程を流れの良いレイアウトで効率よく作業に変更
  • 残業を減らした分、新しい仕事を受注し負荷積みして雇用と生活水準安定

漁業関連の会社さんですが、生活水準が下がらないので皆協力的に活動されている

まとめ

いかがでしたでしょうか❓色々な企業さんを見てきましたが、やはりトップの方がどれだけ現場を知り、良くしていく為にはを常に考えられている会社は、作業場は凄く綺麗でムダを見つけやすい状況に

なっています。道具一つにしても丁寧に使い、メンテナンスも行き届いています。出来ていない企業さんは、初めから聞く耳を持たない。または、時間が無い、人が居ない等の理由で実行しない。

見ていると勿体ない。従業員と話すとやる気のある方も沢山居るのに、と思うことが沢山ありました。今回の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

\最後まで読んで頂きありがとうございました/

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